セルフネグレクトとゴミ屋敷
近年社会問題となっている『セルフ・ネグレクト』と言う言葉をご存じでしょうか。セルフ・ネグレクトとは、日本語では自己放任と言い、生活環境や栄養状態が悪化しているのに、それを改善しようとせず、また周囲に助けを求めない状態を指します。ゴミ屋敷や汚部屋と呼ばれるものや孤立死の原因の一つであるとも言われています。セルフ・ネグレクトの特徴としては以下のものが挙げられます。
・身体の重度な不潔さ
・食事を殆ど摂らない
・家がゴミ屋敷状態になる
・周囲との関りを望まない
つまり、セルフ・ネグレクトとは人間が生きていく上で必要な、必要最低限の衣・食・住を自ら放棄している状態と言うことができます。また、周囲との関りを望まず、そのような状態からの回復を放棄していることから、孤立死と言う最悪の状態まで、問題の発見が遅れてしまうことも特徴の一つです。
セルフ・ネグレクトに陥るきっかけは、愛する家族の死や病気等などさまざまですが、大別すると次の３つに分けられると考えます。一つ目は「孤立」。孤立とは愛する家族との死別や、離婚によって起こると考える方が多いと思います。実際にそれらが孤立の要因になることに間違いありませんが、それ以外にも、特に若者が「孤立」に陥る原因の一つとして「過度な仕事」と言うものが考えらえます。平日、土日を問わず仕事に支配され、友人たちからの誘いを断り続けているうちに、疎遠となってしまう。家族には心配をかけまいと気丈に振舞ってしまう。そのようなことを続けているうちに、誰にも悩みを話せることができなくなり、孤立し、セルフ・ネグレクトへと繋がっていきます。
二つ目としては、精神疾患や認知症が挙げられます。これらが原因で認知機能が低下すると人間は正常な判断ができなくなり、生活環境が悪化しても自覚ができなくなります。セルフ・ネグレクトと判断された高齢者の方の５割以上は認知症であると言う統計がある一方、若年者のセルフ・ネグレクトの場合、うつ病や統合失調症、アルコール依存症等の精神疾患が関係している可能性があると言われます。
三つ目としては経済的困窮が挙げられます。経済的に困窮していると、「満足する食事ができない」「部屋の汚れを気にする余裕がない」「お風呂に入るのも疎かになる」等、衣食住にコストをかけることを避けてしまい、結果として、セルフ・ネグレクトを引き起こしてしまう、可能性が高くなります。
セルフ・ネグレクトを治すためにはどうしたらよいでしょう。同居の子供や離れて住んでいる高齢の親等が、セルフ・ネグレクトが疑われる場合は、まずはしっかりと本人の話を聞いてあげることが大切だと思います。それによって、必要な対処を考える必要があります。セルフ・ネグレクトをしている方が、心を開くことがまず、脱却の第一歩だと考えます。その結果、認知症や精神疾患、アルコール等の依存症の可能性があると判断した場合は、医師へ相談することが何よりです。また、あわせて地域包括支援センターに相談することも大切です。例えば、世田谷区では、あんしんすこやかセンターと言う、高齢の方々が住み慣れた地域でいきいきと暮らせるように様々な支援を行うための身近な相談窓口があります。あんしんすこやかセンターでは社会福祉士、主任ケアマネジャー、保健師等の専門職が、相談に応じてくれます。
治療や、地域の支援を受け、症状が改善されたとしても、ゴミ屋敷、汚部屋を自力で元の状態に戻すのは困難です。お困りの方の多くは掃除、片付け、ゴミ処理等を得意とする専門業者に依頼し、解決されています。当社ASUMは世田谷を中心に不用品回収業者ですが、セルフ・ネグレクトが原因のゴミ屋敷、汚部屋の片付けも得意としております。一部屋から対処可能です。ゴミの撤去、片づけだけでなく、掃除までワンストップで対処することが可能です。単に不用品を撤去するだけでなく、お客様が気持ちよく生活できる住環境を取り戻し、お客様の心まできれいにさせていただくことをモットーに行っております。セルフ・ネグレクトによって、荒れた住居をどう片付けてよいかわからない。どう分別してよいかわからない。家族が心配だけど、掃除する時間が取れない。抱えていらっしゃる悩みはお客様によってそれぞれ異なると思います。ASUMではそんな悩みに寄り添って解決していきます。ゴミ屋敷や汚部屋になってしまったのは決してあなたやあなたの家族のせいではありません。まずは専門業者を頼り、きれいにしていただき、その後は適切な治療を継続して生活していけば、快適な生活を取り戻すことは決して不可能ではありません。東京のゴミ屋敷や汚部屋の片付け、掃除は世田谷のASUMにお任せください！まずはお見積りだけでもOK！見積もり後の追加料金は一切いただきません。お気軽にご相談ください！
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